タイムズカーシェアを予約時間より前に早く返す＜料金と注意点＞

タイムズカーシェアを利用する際に、「もし予約時間より前に早く返すことになったら、料金はどうなるの？」と疑問に思ったことはありませんか。また、料金の仕組みだけでなく、予約時間より早く乗る、つまり早く借りることは可能なのか、逆に開始時間に遅れる場合や、たった1分遅れで返却した場合のペナルティについても気になるところです。この記事では、タイムズカーシェアを賢く利用するために知っておきたい、早く返す場合の料金システムを徹底解説します。長めに予約するメリットや、旧パックがなくなった現在の料金体系、そしてタイムズで何時間までに返ばばお得ですか？といった具体的な疑問まで、あなたの知りたい情報がすべてここにあります。

この記事で分かること

早く返却した際の料金計算の仕組み
予約時間より早く利用を開始する方法
返却時間に遅れた場合の超過料金とペナルティ
お得に利用するための予約時間の考え方

1. タイムズカーシェアを予約時間より前に早く返すと料金はどうなる？
2. タイムズカーシェアを予約時間より前に早く返すときの注意点

タイムズカーシェアを予約時間より前に早く返すと料金はどうなる？

早く返した場合の料金の仕組み
予約時間より早く乗る・早く借りる方法
タイムズで何時間までに返せばお得ですか？
安心な「長めに予約」のメリット
旧パックはなくなった？最大時間料金とは

＋

もっとお得になる！

月額費は0円！ガソリン代・保険・補償費込み！楽天カーシェアは月額費はかかりません。使いたい時に、使った分だけご利用料金がかかります。さらに、楽天ETCカードなら通行料金100円で1ポイント貯まります。年会費がお得なのも見逃せません。

楽天ETCカードで貯める

楽天カーシェア公式

早く返した場合の料金の仕組み

タイムズカーシェアで予定より早く返却した場合の料金計算の仕組みを示すカーナビ画面。実際に利用した時間分だけ料金が請求される柔軟なシステムを視覚的に表現。

タイムズカーシェアの料金体系は、利用者が安心して使えるように非常に柔軟な仕組みになっています。多くの人が気になる「早く返したら料金はどうなるのか」という点ですが、これは予約方法によって扱いが異なります。

結論から言うと、「時間料金」で予約した場合、予定より早く返却すると料金は実際に利用した時間分だけ請求されます。

ただし、一つだけ明確な例外があります。それは「ナイトパック」を利用した場合です。ナイトパックは、夜間から早朝にかけての長時間利用を想定した特別な固定料金プランです。そのため、たとえ利用時間が短くなったとしても、予約時に設定されたパック料金がそのまま課金されます。

料金計算の基本原則

時間料金の場合：実際に利用した時間で計算されるため、早く返せばその分安くなる。

ナイトパックの場合：固定料金のため、早く返しても料金は変わらない。

以前は様々なパックプランが存在しましたが、現在のタイムズカーシェアで「パック」という名称が使われるのは、基本的にこのナイトパックのことだと覚えておくと良いでしょう。6時間や12時間といった利用は「最大時間料金」という枠組みで扱われ、早く返せばその分料金が安くなる対象となります。

予約時間より早く乗る・早く借りる方法

タイムズカーシェアの予約時間より10分早く車に乗り込み、準備をする日本人利用者の手元。サービスタイムを利用して追加料金なしで早めに利用を開始できる利点を表す。

予約時間よりも少し早く車両を使いたい、という場面は意外と多いものです。例えば、次の予定まで時間に余裕を持たせたい時や、単純に準備を早く済ませて出発したい時などです。タイムズカーシェアでは、そうしたニーズに応えるための便利な仕組みが用意されています。

実は、予約開始時刻の5分〜10分前から追加料金なしで車の利用を開始できます。

これは「サービスタイム」と呼ばれるもので、本来は出発前の安全点検（タイヤの空気圧や車体の傷の確認など）や、ミラー、運転席シートの位置調整といった準備時間として提供されています。

サービスタイムの賢い活用術

タイムズカーの公式サイトでは「約10分前」と案内されていますが、多くの利用者の経験では実際には15分前から利用できるケースが多いようです。少し早めにステーションに到着し、乗車前に車の外観チェックなどを済ませておけば、この無料時間を最大限に活用でき、実質的な利用時間を少しでも長くすることが可能です。

このサービスタイムは追加料金がかからないため、毎回活用することで数百円単位の節約に繋がります。特に短時間利用を繰り返す方にとっては、無視できないメリットと言えるでしょう。

参考：【タイムズカー公式】ご出発（ご乗車は予約された時間の5～10分前から）

タイムズで何時間までに返せばお得ですか？

タイムズカーのサービスカウンターで、返却時間と料金についてスタッフから説明を受ける日本人女性。女性はスマートフォンに表示された「EARLY RETURN CONFIRMED」の画面を見せ、お得な料金プランに満足している様子。

タイムズカーシェアを最も経済的に利用するためには、料金体系の重要なポイントを理解しておく必要があります。その鍵となるのが距離料金の扱いです。

特に意識したいのが、「6時間」という利用時間の壁です。なぜなら、6時間を超える利用から、走行距離に応じた「距離料金」が別途発生するからです。

6時間以内の利用であれば、この距離料金は一切かからず、純粋な時間料金だけで済みます。（出典：タイムズカー公式サイト料金案内）

例えば、片道100kmの場所へ日帰りで行く場合でも、現地での滞在時間を調整して合計の利用時間を6時間以内に収められれば、往復200km分の距離料金（現在のレート20円/kmで計算すると4,000円）がまるごと0円になります。これは非常に大きなメリットですよね！

もちろん、24時間以上の長時間利用でもお得な最大時間料金が適用されるため、一概に6時間以上が損というわけではありません。しかし、「最も割安に利用できるのはいつか？」という観点で見れば、距離料金のかからない6時間以内が一つの重要な目安と言えるでしょう。

安心な「長めに予約」のメリット

予定より長めに予約することで、精神的な余裕を持ってリラックスして運転する日本人のドライバー。焦ることなく安全運転ができるカーシェアの賢い利用法。

カーシェアの利用で最も避けたいのが、返却時間に遅れてしまうことです。予期せぬ交通渋滞や、訪問先での用事が長引くなど、予定通りにいかないことは誰にでも起こり得ます。

そこでタイムズカーシェアの特性を活かした賢い使い方として推奨されるのが、「実際の予定より長めに予約する」という方法です。

前述の通り、時間料金プランの場合、料金は実際に利用した時間だけで計算されます。そのため、例えば5時間程度の利用が見込まれるなら、思い切って8時間や12時間といった長めの枠で予約しても、実際に5時間で返却すれば5時間分の料金しかかかりません。早く返却することによる金銭的なデメリットは一切ないのです。

長めに予約する最大のメリット：精神的な余裕

この方法の最大のメリットは、精神的な余裕が生まれることです。返却時間を常に気にしながら慌てて運転したり、焦って用事を済ませたりする必要がなくなります。万が一遅れそうになっても、予約時間の範囲内であれば高額な超過料金を心配する必要がなく、安全かつ安心してサービスを利用できます。

注意点：延長できないケースも

ただし、予約時間を超えて延長手続きをする場合、あなたの直後に別の利用者の予約が入っていると延長はできません。その場合は時間内に必ず返却する必要があるため、やはり最初の予約を長めに入れておくことが最も確実なリスク対策となります。

旧パックはなくなった？最大時間料金とは

「以前は6時間パックや12時間パックといった分かりやすいプランがあったのに、今はどうなったの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。

2019年10月の料金改定により、従来の「ショート」や各種「パック」という料金体系は見直され、「最大時間料金」という、より利用者に有利な仕組みに一本化されました。現在、タイムズカーシェアで「パック」という名称が明確に残っているのは、前述の通り「ナイトパック」だけです。

最大時間料金のスマートな仕組み

最大時間料金は、利用者が複数のプランから最適なものを選択しなくても、利用時間に応じて最もお得になる料金が自動的に適用される非常に便利なシステムです。

例えば、ベーシッククラス（220円/15分）を利用する場合、15分単位で料金が加算されていきますが、その合計額が「6時間まで4,290円」という上限に達した時点で、それ以上は6時間を超えるまで料金が上がりません。利用者はただ利用したい時間を設定して予約するだけで、システムが自動的に最も安い料金計算を適用してくれるのです。

つまり、「6時間パックを予約する」というよりは、「6時間利用したら、自動的に最大時間料金が適用されてお得になる」という考え方ですね。利用者にとっては、プラン選択の悩みから解放され、よりシンプルで分かりやすくなったと言えます。

タイムズカーシェアを予約時間より前に早く返すときの注意点

開始時間に遅れる場合のペナルティ
1分遅れでも発生する超過料金
超過料金は通常料金の2倍
予約の変更・取り消しはいつまで可能？
タイムズカーシェアを予約時間より前に早く返す際の要点

開始時間に遅れる場合のペナルティ

予約した開始時間に万が一遅れてしまった場合、遅延に対する直接的なペナルティ（罰金）はありません。しかし、金銭的な負担が生じないわけではないため、注意が必要です。

最も重要な点は、課金が「予約時に設定した開始時間」から始まってしまうことです。たとえあなたが車を実際に利用し始めたのが予約開始から30分後であっても、料金はその30分間を含めて計算されます。つまり、車を利用していなくても、予約して車両を確保している限りは料金が発生し続けるのです。

遅れることが分かったらすぐに予約変更を

もし開始時間に間に合わないことが事前に分かった場合は、利用開始時間の1分前までであれば、スマートフォンアプリや公式サイトのマイページから予約時間を変更できます。この簡単な手続きを行えば、無駄な料金の発生を確実に防ぐことが可能です。何も手続きをしないまま遅れると、その時間分の利用料金を支払うことになってしまうので、必ず覚えておきましょう。

1分遅れでも発生する超過料金

タイムズカーシェアの地下駐車場で、返却時間に遅れてしまいスマートフォンに表示された超過料金に驚く日本人女性。スマホ画面には赤い文字で「OVERDUE 440円」と表示されており、時刻表示が2:31を指している。

タイムズカーシェアでは、時間管理がサービスの根幹をなす非常に重要な要素です。特に返却時間については、他の利用者のためにも、極めて厳しいルールが設けられています。

結論として、予約した返却時間をたとえ1分でも過ぎてしまうと、問答無用で超過料金が発生します。

これは、カーシェアリングが多くの会員で一台の車を効率的に共有するサービスであるためです。あなたの返却がわずかに遅れるだけで、直後に予約している次の利用者が車を使えなくなり、その人の予定に多大な迷惑をかけてしまう可能性があります。そのため、システム上で時間厳守が徹底されており、1分の遅れも許容されない仕組みになっています。（参考：内閣府「カーシェアリングの現状と課題」）

「少しくらいなら大丈夫だろう」という油断は禁物です。返却手続き（ステーションの所定の場所への駐車とドアの施錠）が完了するまでが利用時間とみなされるため、ステーションに到着する時間だけでなく、車内の忘れ物チェックや施錠までの時間も考慮して、常に余裕を持った行動を心がけましょう。

超過料金は通常料金の2倍

返却時間に遅れた場合に発生する「超過料金」は、通常の利用料金と比べて非常に高額に設定されており、利用者にとって大きな負担となり得ます。

具体的には、超過した時間に対して通常時間料金の2倍の料金が課金されます。

これは、返却遅延に対する明確なペナルティであり、利用者に時間厳守を強く促すための措置です。さらに重要な点として、超過料金の計算には「最大時間料金」が適用されません。つまり、15分単位で通常料金の2倍が加算され続けるため、遅延が長引くほど料金は雪だるま式に増えていきます。

【重要】通常料金と超過料金の比較

クラス	通常時間料金（15分あたり）	超過料金（15分あたり）
ベーシック	220円	440円
ミドル	330円	660円
プレミアム	440円	880円

※料金は税込みです。

このように、うっかり遅れてしまうだけで、料金負担は一気に倍増してしまいます。渋滞や予期せぬトラブルで遅れそうだと感じた時点で、次の予約が入っていなければ、必ずアプリやカーナビから返却時間の延長手続きを行いましょう。

予約の変更・取り消しはいつまで可能？

急な予定変更は日常生活においてつきものです。タイムズカーシェアでは、そうした利用者の都合に柔軟に対応できるようなキャンセルポリシーが設けられています。

予約の変更や取り消しは、利用開始予定時刻の1分前までであれば、手数料無料で何度でも行うことができます。

この手続きは、タイムズカーの公式サイト（マイページ）やスマートフォンアプリから24時間いつでも簡単に行えます。例えば、午後3時からの予約であれば、午後2時59分までなら開始時間をずらしたり、利用時間を変更したり、あるいは予約自体のキャンセルが可能です。この柔軟性は、急な天候の変化や体調不良にも対応できる、カーシェアリングの大きなメリットの一つと言えるでしょう。