トヨタレンタカーの軽トラ料金・サイズ・乗り捨て予約を徹底解説

こんにちは。車のサブスク調査隊、運営者の「K」です。

大きな家具を運びたいときや、単身の引越しを安く済ませたいとき、真っ先に思い浮かぶのがトヨタレンタカーの軽トラではないでしょうか。でも、実際に借りるとなると、荷台のサイズに荷物が収まるのか、オートマ車はあるのか、料金はどれくらいかかるのかなど、気になることがたくさんありますよね。特に、引越し先でそのまま返したいときの乗り捨て予約ができるかどうかも、事前に知っておきたいポイントかなと思います。

私自身、荷物の運搬でレンタカーを検討することが多いので、ユーザー目線でいろいろと調べてみました。この記事では、トヨタレンタカーの軽トラを賢く使いこなすための具体的なノウハウをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

記事のポイント
  1. 軽トラの正確な荷台サイズと積載できる荷物の目安
  2. 損をしないための最適な料金プランと予約のタイミング
  3. オートマ車や乗り捨て利用に関する具体的なルール
  4. 安全に荷物を運ぶためのロープやシートの活用術
トヨタレンタカーで借りられる白い軽トラックの外観と、「軽トラ完全攻略」というタイトルテキスト。

トヨタレンタカーの軽トラで引越しを安く済ませるコツ

トヨタレンタカーで軽トラを借りて自力で引越しをするなら、まずは車両のポテンシャルと料金の仕組みを理解することが不可欠です。限られたスペースと時間をどう使うかが、節約成功のカギを握っていますよ。

軽トラのサイズと荷台の広さをピクシスを例に徹底解説

トヨタレンタカーの軽トラ(T0クラス)で主に採用されているのは、ダイハツからOEM供給を受けている「ピクシストラック」です。この車の荷台サイズは、日本の軽自動車規格という限られた枠組みの中で、1ミリ単位の工夫を凝らして最大限に広げられているんですよね。初めて実物を見る方は「意外と広そうだけど、本当に全部載るかな?」と不安になるかもしれませんが、スペックを詳細に把握すれば、パズルを解くように効率的な積み込みが可能になります。

項目数値実用上のポイントと注意点
全長3,390mm小回りが利くので、狭い路地の奥にあるアパートでも安心です。
全幅1,470mm車体幅が狭いため、対向車とのすれ違いもストレスがありません。
荷台長(フロア長)2,030mmガードフレーム(鳥居)の脚元までの長さ。畳(1,820mm)も余裕です。
荷台長(荷室長)1,940mm実際に「箱」を並べられる有効な長さ。2m弱の家具が限界点です。
荷台幅1,410mmダブルベッドのマットレス(幅約1,400mm)がギリギリ収まるサイズ。
あおりの高さ285mm荷台の囲いの高さ。これを超える荷物はロープ固定が法律で必須です。

具体的にどれくらいの荷物が載るのか、イメージを膨らませてみましょう。荷台の有効長である1,940mmという数値は、一般的なシングルベッドのマットレス(長さ約1,950mm)を載せると、あおりを閉める際に少し押し込むような形になる、あるいは数センチはみ出す絶妙なラインです。もし、厚みのある梱包材でぐるぐる巻きにした家具を運ぶなら、数値上のサイズよりも数センチ余裕を見ておかないと「あおりが閉まらない!」なんてことになりかねません。

軽トラの荷台を上から見た図解。荷台幅1,410mm(ダブルマットレス幅OK)、荷台長1,940mm(シングルマットレスOK)の寸法表示と、三方開きで横から積み込み可能な説明。

荷役性能を高める「三方開き」のメリット

ピクシストラックは、後方のあおりだけでなく左右のあおりも開く「三方開き」を採用しています。これが実は引越し作業においてめちゃくちゃ便利なんです。例えば、狭い駐車場で後ろにスペースがない場合でも、横から荷物をスライドさせて積み込めます。また、冷蔵庫のような重量物を積む際、真後ろから持ち上げるよりも、横から二人で抱えて載せる方が腰への負担が少なくて済むんですよね。床面の高さも約660mmと低く設計されているので、女性や体力に自信がない方でも、ステップを使う感覚で荷台にアプローチできるのが嬉しいポイントです。

ただし、一つだけ気をつけてほしいのが、タイヤハウス(タイヤの上の出っ張り)の影響です。トヨタレンタカーで貸し出される多くの軽トラは「全低床」といって、荷台が真っ平らなタイプですが、もし別のモデルが配車された場合、荷台の一部に出っ張りがある可能性もゼロではありません。とはいえ、基本的にはフラットなフロアなので、段ボールを隅から隅まで隙間なく敷き詰めることができます。パズルのように隙間を埋めることで、走行中の荷崩れも防げますよ。

軽トラの料金プランと時間設定で損をしない選び方

トヨタレンタカーの料金体系は、使った時間に応じて支払うシステムですが、軽トラを借りる際に最も迷うのが「何時間で予約するか」ですよね。T0クラスの基本料金設定を見ると、一見短時間の方がお得に感じますが、引越しというイベントの性質上、時間設定のミスが思わぬ出費を招くことがあるんです。まずは、標準的な料金プラン(税込)をおさらいしておきましょう。

利用時間基本料金(目安)1時間あたりの単価超過料金(1時間毎)
6時間まで約5,500円〜6,160円約916円〜約1,100円〜
12時間まで約6,600円約550円約1,100円〜
24時間まで約8,580円〜8,800円約357円〜約1,100円〜

この表を見てわかる通り、6時間プランと12時間プランの差額はわずか500円〜1,000円程度しかありません。一方で、もし6時間で予約してしまい、作業が押して1時間返却が遅れたとすると、1,100円以上の超過料金が発生します。つまり、たった1時間の遅刻で「最初から12時間借りておけばよかった!」という後悔が生まれてしまうんです。

天秤のイラストを用いた比較図。6時間と12時間の差額が500〜1,000円であることに対し、超過料金は1時間で1,100円以上かかるため「12時間」予約で心の余裕を買うべきという解説。

なぜ「12時間予約」が最強の戦略なのか

引越し作業は、どれだけ計画を立てても想定外のことが起こります。「冷蔵庫がエレベーターに入らない」「洗濯機の排水ホースが外れない」「近所への挨拶で時間がかかった」……。さらに、返却前にガソリンを満タンにする時間や、返却店舗周辺の渋滞も考慮しなければなりません。私自身、過去に短時間で借りて焦りまくった経験がありますが、心の余裕は安全運転にも直結します。

また、トヨタレンタカーには「トヨタレンタカーメンバー」という会員制度があり、入会すると基本料金が10%オフ(一部例外あり)になる特典もあります。もし、頻繁に利用する予定があるなら、会員登録をしておくことでさらにコストを抑えられます。WEB予約ならさらに5%オフになるケースもあるので、ネットからの予約が断然おすすめです。浮いたお金で、手伝ってくれた友人においしいお昼ご飯をご馳走するのもいいですね。

最後に、繁忙期(3月下旬から4月上旬)の料金について。この時期は「ハイシーズン料金」が適用されることがあり、基本料金が1,000円ほど上乗せされることがあります。引越しシーズンに利用する場合は、通常期よりも少し予算を多めに見積もっておくと安心かなと思います。正確な見積もりは、公式サイトの予約画面で日付を入力すればすぐに出るので、まずは試してみてくださいね。

AT限定免許も安心な軽トラのオートマ車導入状況

「軽トラを借りたいけど、マニュアル(MT)車は運転できない……」と諦めていませんか? 以前は軽トラといえばMT車が当たり前でしたが、最近のトヨタレンタカーではオートマチック(AT)車の導入が非常に進んでいます。これは商用車全体の流れでもあり、運送業界のドライバー不足解消のために、誰でも運転できるAT車が主流になってきているからなんですね。

トヨタレンタカーが提供する「ピクシストラック」は、現行モデルにおいて全グレードでAT(正確にはCVTモデルも増加中)の選択が可能です。レンタカーとして用意されている車両も、若年層の利用や女性の利用を想定して、かなりの割合がAT車に置き換わっています。AT車であれば、普段乗っているコンパクトカーや軽乗用車と操作感はほぼ同じ。アクセルとブレーキの操作に集中できるので、不慣れな荷物を積んだ状態でも安心して運転できるかなと思います。

AT車を確実に予約するためのチェックポイント

  • WEB予約時に「AT」のチェックボックスを必ず選択する。
  • 予約画面で「MTのみ」と表示される場合は、近隣の別店舗を検索してみる。
  • どうしてもの場合は、店舗に電話して「AT限定免許なのですが大丈夫ですか?」と念押しする。
軽トラのオートマチックシフトレバーのアップ写真。今の軽トラはAT車(CVT)が主流であることと、空荷の際のブレーキの効きすぎへの注意。

ただし、軽トラ特有の運転感覚には少し注意が必要です。軽トラは「キャブオーバー」といって、前輪のほぼ真上に座席があります。そのため、ハンドルを切った時の感覚が普通の乗用車とは異なります。また、空荷(荷物を載せていない状態)のときは、リアが軽いためブレーキが効きすぎたり、段差で跳ねやすかったりします。特に雨の日の走り出しは、後輪が空転しやすいので、AT車とはいえ丁寧なアクセル操作を心がけてくださいね。

また、最近のモデルには「スマートアシスト」などの衝突回避支援システムが搭載されている車両も増えています。トヨタレンタカーの比較的新しい車両であれば、こうした安全装備の恩恵を受けられるかもしれません。とはいえ、過信は禁物です。荷物を満載しているときは制動距離(ブレーキを踏んでから止まるまでの距離)が伸びるため、前の車との車間距離はいつもの1.5倍くらい取るのが正解ですよ。AT車だからと油断せず、重量物を運んでいるという自覚を持ってハンドルを握りましょう。

雨対策に欠かせない軽トラのシートのレンタル活用

引越し当日が快晴なら最高ですが、日本の天気は気まぐれですよね。軽トラの最大の泣き所は「屋根がないこと」。もし移動中に雨に降られたら、むき出しの段ボールは数分でふやけて底が抜け、大切な家電の内部に水が入れば故障の原因になります。そこで、絶対に忘れてはならないのが「トラックシート(幌)」のレンタル活用です。

トヨタレンタカーでは、車両予約のオプションとして「シート」や「ロープ」を選択できます。料金は店舗によりますが、1回(24時間まで)あたり550円から1,100円程度。この少額の投資で、数万円の家財を守れると考えれば、これほどコスパの良いオプションはありません。たとえ予報が晴れであっても、山の天気は変わりやすいですし、高速道路を走る場合は風による荷物の飛散やホコリからも守ってくれるので、私は常に「シートは必須」と考えています。

シートをかける際の「プール現象」に注意!
荷物の上にシートをただ被せただけでは、雨が降った時にシートのくぼみに水が溜まってしまいます。これが「プール現象」です。溜まった水の重みで荷物が圧迫されたり、溜まった水が一気に荷台へ流れ込んだりして、結局荷物が濡れてしまうことがあります。

荷台に緑色のシートを被せた軽トラの画像。雨や風から守るためのシート・ロープは必須であり、水溜まりを防ぐために中央を高くする「山型張り」を推奨。

これを防ぐためのプロの技が「山型(合掌)張り」です。キャビンの後ろにある「鳥居」と呼ばれる鉄枠の高い部分から、荷台の後方へ向かってロープを一本ピンと張り、その上にシートを被せます。そうすることで、シートの中央が高くなり、雨水が左右にスムーズに流れ落ちるようになるんです。テントの屋根を作るようなイメージですね。こうすることで、シートと荷物の間に隙間ができ、荷物が蒸れるのも防げます。

また、高速道路を利用する場合は、シートが風でバタつかないようにしっかりとゴムバンドやロープで固定してください。バタつきはシートの破損だけでなく、騒音の原因にもなりますし、最悪の場合シートが飛んで後続車を巻き込む大事故に繋がります。「雨が降ってからかけよう」ではなく、出発前に完璧な状態でセットしておくのが、スマートな軽トラ使いの鉄則ですよ。もしセットの仕方がわからなければ、出発前に店舗のスタッフさんに声をかけてみてください。親切な方なら、コツを教えてくれるはずです。

荷物固定に必須な軽トラのロープの借り方と結び方

軽トラで荷物を運ぶ際、最も怖いのは「荷物の落下」です。道路に荷物を落としてしまうと、後続車の事故を誘発するだけでなく、道路交通法違反(転落積載物等の危険防止)に問われ、非常に重い責任を負うことになります。そこで欠かせないのがロープによる固定です。トヨタレンタカーでは、専用の丈夫なビニロンロープなどを数百円で貸し出してくれます。

「家にあるビニール紐や百均のロープでいいや」と考えるのは、本当に危険なのでやめておきましょう。走行中の振動や風圧、カーブでの遠心力は想像以上に強力です。特に背の高い冷蔵庫や家具は、重心が高いため簡単に倒れようとします。専用の太いロープを使い、車のフックにしっかりと固定する必要があるんです。ロープを借りる際は、最低でも2本、できれば3本確保しておくと、縦横に網をかけるように固定できるので安心感が増しますよ。

結び方の名称特徴とメリット主な用途
南京結び(トラック結び)滑車の原理でロープを強力に締め上げられます。重量物、背の高い家具、シートの固定
もやい結び輪が縮まらず、ほどけにくい「結びの王様」。ロープの起点を鳥居に固定するとき
ふた結び簡単に結べて、テンションがかかるほど締まります。ロープの終端をフックに固定するとき

初心者がマスターすべきは、なんといっても「南京結び」です。一見難しそうに見えますが、一度覚えてしまえば、体重をかけて荷物をギュッと荷台に押し付けることができるようになります。YouTubeなどで「軽トラ ロープ 結び方」と検索するとわかりやすい動画がたくさん出てくるので、借りる前日に紐などを使って練習しておくことを強くおすすめします。「緩んでいないか」を走行開始から10分後、さらに1時間後くらいに一度停車して確認するのがプロのドライバーも行っている安全対策です。

万が一、結び方が全くわからなくなってしまったら、無理に自己流で結ばず、店舗のスタッフさんに「安全に運びたいので、基本的な固定の仕方を教えてください」と相談してみてください。彼らは車両のプロですから、適切なアドバイスをくれるはずです。ただし、最終的な安全確認は運転者の義務です。出発前に自分でロープを引っ張ってみて、荷物がびくともしないことを確認してからアクセルを踏みましょうね。安全第一が、結果として一番のコスト削減になりますよ。

トヨタレンタカーの軽トラを賢く運用する積載と返却術

車両を借り出してからは、いよいよ実践編です。軽トラという特殊な車両を「凶器」にしないため、そして無駄な追加料金を払わずに笑顔で返却するために、運用上の重要なルールを深掘りしていきましょう。

軽トラの積載量350kgを守る安全な積み込みの基本

軽トラを運転する上で、絶対に超えてはならないラインが「最大積載量350kg」です。これは道路交通法で定められた絶対的な数値であり、ピクシストラックの車体にもしっかりと刻印されています。350kgと聞くと「結構積めるな」と思うかもしれませんが、引越しの荷物を甘く見てはいけません。重量オーバーは、車両の寿命を縮めるだけでなく、ブレーキの効きが悪くなったり、タイヤがバーストしたりといった重大な事故に直結します。

具体的に何が重いのか、目安を知っておくことが大切です。例えば、一人暮らし用の冷蔵庫(2ドア、110L〜140Lクラス)は約35kg〜45kg、全自動洗濯機(5kg〜6kgクラス)は約30kg〜35kgです。これだけならまだ余裕ですが、問題は段ボールです。特に「本」や「雑誌」を詰めた段ボールは1箱で15kg〜20kgになることも珍しくありません。もし本入りの段ボールを20箱載せたら、それだけで300kgを超えてしまいます。家電と合わせれば、あっという間に350kgオーバーの「過積載」になってしまうんです。

過積載の代償は大きい! 過積載状態で事故を起こした場合、レンタカーの「免責補償」や「ノンオペレーションチャージ(NOC)無料」などの各種保険が適用外になる可能性が非常に高いです。数千万円単位の賠償を個人で負うリスクがあることを、常に意識しておいてくださいね。 (参照元:国土交通省『過積載の防止について』

安全な積み込みの基本は、「重いものは前へ、軽いものは後ろへ」、そして「重いものは下へ、軽いものは上へ」です。重い冷蔵庫や洗濯機は、必ずキャビン(運転席)のすぐ後ろ、車両の中心に近い位置に配置してください。荷台の後ろの方に重いものを積むと、シーソーのように前輪が浮き上がりそうになり、ハンドリングが極端に不安定になります。これを「ウィリー傾向」と呼びますが、この状態で急ブレーキを踏むと、車両がスピンする危険性もあります。

また、荷物同士の隙間を埋めることも重要です。隙間があると、走行中の振動で荷物が動き、ぶつかり合って破損の原因になります。布団や座布団、毛布などを緩衝材として隙間に詰め込み、荷物全体が「一つの塊」になるように積み上げるのがコツです。最後にロープで締めることで、全ての荷物が一体となって安定し、安全な走行が可能になります。積み込みが終わったら、一度車体を横から見て、極端に後ろが沈み込んでいないか、車体が傾いていないかを確認する癖をつけましょうね。

軽トラの横からのシルエット図解。高さ制限は地上から2.5mまで、最大積載量は350kgであること。重い荷物は「前へ・下へ」が鉄則であるとの説明。

単身での軽トラの引越しが選ばれる理由とコスト比較

なぜ、世の単身者たちはプロの引越し業者に頼まず、あえてトヨタレンタカーで軽トラを借りるという「苦行」を選ぶのでしょうか。その理由は、一にも二にも圧倒的な「節約効果」にあります。特に3月〜4月の引越し繁忙期において、プロの業者の料金は通常の1.5倍から2倍に跳ね上がります。単身の近距離引越しであっても、5万円、10万円という見積もりが出ることも珍しくありません。これに対し、レンタカーを使った自力引越しは、驚くほど低予算で完結します。

具体的に、近距離(移動30km以内)の単身引越しにおけるコストを比較してみましょう。条件は、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、段ボール10箱程度の標準的な荷物量とします。

引越し業者利用(約40,000円〜)と自力レンタカー(約12,200円)の比較。差額の約3万円で新品家電が買えるというメリットの強調。
項目引越し業者利用トヨタレンタカー(軽トラ)利用
基本料金30,000円〜60,000円6,600円(12時間)
追加費用・補償繁忙期加算あり1,100円(免責補償)
燃料代・高速代込み約1,500円
その他(手伝い等)不要約3,000円(友人の食事代等)
合計予測コスト約40,000円〜約12,200円

その差は歴然、なんと約3万円近い節約が可能です! 3万円あれば、新生活で必要な電子レンジや炊飯器、あるいはちょっといいカーテンを買うことができますよね。この経済的メリットが、多くの若者やミニマリストをトヨタレンタカーの営業所へと駆り立てる最大の動機になっています。

ただし、この節約には「肉体的負担」と「時間」という代償があることを忘れてはいけません。プロは養生(壁の保護)を完璧に行い、重い荷物もひょいひょい運びますが、素人が行うと、新居の壁を傷つけたり、腰を痛めたりするリスクがあります。もし、高級なデザイナーズマンションに住む場合や、絶対に傷つけたくない高価な家具がある場合は、あえてプロに頼むのが「賢い選択」になることもあります。また、もし友人に手伝いを頼むなら、当日だけでなく事前のお願いや、終わった後のしっかりとしたお礼など、人間関係のコストも発生します。「お金を取るか、労力を取るか」。このバランスをしっかり見極めることが、自力引越しのスタートラインですよ。

もし、自分一人で全てをこなすのが不安なら、大きな荷物だけを運ぶ「赤帽」さんのような軽トラ専門の運送業者を利用するという中間的な選択肢もあります。でも、自分のペースで、友人とワイワイ作業しながら進める引越しも、それはそれで楽しい思い出になるものです。節約したお金で、引越しそばならぬ「引越し焼肉」を友人と楽しむ……そんな新生活のスタートも、私はアリかなと思いますよ。

県外移動で注意したい軽トラの乗り捨て制限と料金

「東京で借りて、神奈川の新居で返したい」「実家のある大阪で軽トラを借りて、名古屋まで荷物を運びたい」。こうした、借りた店舗とは別の店舗に返却する「乗り捨て(ワンウェイ)」は、レンタカーの大きな魅力の一つですよね。しかし、トヨタレンタカーにおいて、軽トラを含む「トラック・貨物車」の乗り捨てには、乗用車(ヴィッツやヤリスなど)とは全く異なる厳しいルールが存在します。

まず知っておかなければならないのが、「エリア制限」です。トヨタレンタカーでは、1ナンバーや4ナンバー(軽トラが該当)の車両は、一部の都府県間での乗り捨てを禁止している場合があります。例えば、「本州・四国・九州間」をまたぐ移動や、北海道内での特定の組み合わせなどでは、ワンウェイ利用ができないことがあるんです。せっかく引越しの計画を立てても、予約の段階で「そのルートは乗り捨て不可です」と言われてしまえば、元も子もありませんよね。

同一県内でも「無料」とは限らない!
以前は「同じ府県内の店舗なら乗り捨て無料」というルールが一般的でしたが、近年この状況が激変しています。例えば愛知県や埼玉県など、多くの地域で同一県内であってもワンウェイ料金が有料化されています。

地点AからBへの移動に警告マークがついたイラスト。貨物車はエリア制限が厳しく県内でも有料が多いこと、近距離なら往復利用の方が安い可能性があることの解説

ワンウェイ料金は、移動距離に応じて算出されます。軽トラ(T0クラス)の場合、近隣店舗間なら2,200円〜4,400円程度で済むこともありますが、県をまたぐ中距離移動になると、基本料金を上回る10,000円以上の乗り捨て料が発生することもあります。こうなると、わざわざ軽トラを借りて自力で引越しをする経済的メリットが薄れてしまいますよね。

回避策として私がおすすめしたいのは、「往復利用」の検討です。引越し先までの距離が50km程度なら、荷物を下ろした後に元の店舗まで車を戻し、電車やバスで新居に帰る方が、トータルの出費を抑えられる場合が多いです。また、トヨタレンタカーのWEB予約サイトでは、出発店舗と到着店舗を入力するだけで、瞬時にワンウェイ料金を含めた見積もりが表示されます。まずは希望のルートが「可能か」、そして「いくらかかるか」を事前にチェックすることが、計画倒れを防ぐ唯一の方法ですよ。特に月末の引越しシーズンは、乗り捨て先の店舗が満車で返却を受け付けてくれないこともあるので、予約は1秒でも早く済ませるのが鉄則です!

予約時に確認すべきオプション品の在庫状況と注意点

トヨタレンタカーの予約システムは非常に優秀ですが、落とし穴があるのが「オプション品」の扱いです。実は、車両の空きがあっても、荷台シートやロープ、台車といった備品がすべて貸し出し中になっているケースが珍しくありません。特に引越しが集中する月末や週末、大安の日などは、前の利用者が返却を遅らせたり、急な追加オーダーが入ったりすることで、予約していたはずの備品が当日用意できないというトラブルも稀に起こり得ます。

車両予約=備品確保ではない場合も? ネット予約の画面でオプションを選択できたとしても、それは「希望」として受け付けられているだけで、在庫をリアルタイムで100%保証しているわけではない店舗もあります。特に店舗間での車両移動(乗り捨て)が多い時期は、備品の管理が複雑になるため注意が必要です。

これを防ぐためには、ネット予約を完了させた直後に、出発店舗へ直接電話を入れるのが一番の対策です。「〇時に予約した〇〇ですが、荷台シートとロープ、あと台車を1台、確実に確保しておいていただけますか?」と一言添えるだけで、当日店舗へ行ってから「在庫がありません」と言われるリスクを劇的に減らすことができます。私自身、このひと手間で助かったことが何度もありますよ。

台車と養生資材の準備も忘れずに

また、トヨタレンタカーで借りられるのはあくまで「輸送のための最低限の道具」です。マンションの長い廊下を往復するための台車は、店舗に在庫があればラッキーですが、もしなければ自分でホームセンターなどで調達するか、誰かに借りる必要があります。また、家具を傷つけないためのキルティング素材のカバーや、壁を保護する養生パネルなどは、基本的にレンタカー店では取り扱っていません。これらは自分で用意するか、使い古しの毛布などを代用する工夫が必要です。事前の準備が、当日「えっ、これどうやって運ぶの?」とパニックにならないための唯一の防御策かなと思います。

貨物車特有の高さ制限や道路交通法を遵守する重要性

軽トラを借りて荷物を満載したとき、運転者が最も気をつけなければならないのが「高さ」の感覚です。普段乗用車を運転していると、自分の頭の上にどれだけの高さがあるかなんて意識しませんよね。しかし、荷台に背の高いタンスや冷蔵庫を載せている場合、あなたは「高さ2メートル超え」の巨大な物体を操縦していることになります。ここで重要になるのが、道路交通法で定められた積載のルールです。

日本の法律では、軽トラックの積載物の高さは「地上から2.5メートルまで」と厳格に決まっています。ピクシストラックの荷台の高さ(床面から地面まで)は約660mm〜700mm。つまり、荷台に載せられる荷物の高さは、実質的に約1.8メートルが限界ということになります。これを超える高さの荷物を無理に載せると、道路交通法違反(積載物大きさ制限超過)として取り締まりの対象になるだけでなく、高架下や古いガード下、トンネル、さらにはガソリンスタンドの屋根などに衝突する恐れがあり、非常に危険です。

制限項目軽トラ(ピクシス等)のルール具体的な注意点
積載物の高さ地上から2.5m以内荷台からは約1.8mまで。背の高いタンスは要注意です。
積載物の長さ車両全長の120%以内車両の前後に約33cm以上はみ出す場合は許可が必要です。
最大積載量350kg以内本や雑誌、水などは見た目以上に重いので注意!

(出典:警察庁『道路交通法施行令の一部を改正する政令について』

「はみ出し」と「視界」の確保

また、荷物の「長さ」についても注意が必要です。軽トラの荷台長は約2メートルですが、もしそれ以上の長さがあるものを運ぶ場合、車両の前側、後ろ側にはみ出せるのは、車両全長の10%(約33cm)までとされています。もしこれを超える場合は、出発地を管轄する警察署で「制限外積載許可」を取得しなければなりません。レンタカーでそこまでするのは現実的ではないので、基本的には「あおりを閉める、または倒しても少しはみ出す程度」の荷物にとどめるのが無難かなと思います。

さらに、荷物を高く積み上げすぎると、ルームミラーで後方が全く見えなくなります。サイドミラーだけを頼りに運転することになるので、車線変更やバックでの駐車はいつも以上に慎重に行う必要があります。私からのアドバイスとしては、バックに自信がない方は、必ず助手席の人に外へ出てもらい、誘導してもらうことをおすすめします。それだけで、返却時の「身に覚えのない傷」による修理代請求(NOC)を回避できる可能性がグッと高まりますよ。

トヨタレンタカーの軽トラで失敗しないためのまとめ

今回の調査を通じて、トヨタレンタカー 軽トラを活用した引越しや運搬が、いかに経済的で合理的な選択肢であるかが改めて分かりました。プロの業者に数万円を支払う代わりに、数千円のレンタル料と自分の労力でミッションを完遂する。そのプロセスは、単なる節約だけでなく、新生活を自分の手で作り上げるという充実感にも繋がるかなと思います。

しかし、本記事で繰り返しお伝えした通り、その成功は「徹底的な準備」の上に成り立っています。 荷台サイズ(1,940mm × 1,410mm)を把握し、重量制限(350kg)と高さ制限(地上2.5m)を遵守すること。 そして、AT車の予約やシート・ロープといったオプション品の確保を事前に行うこと。 これら一つ一つの確認が、当日のトラブルを未然に防ぐための最強の武器になります。もし、自分一人ですべてを管理するのが大変そうだなと感じたら、無理をせずプロの力を借りるのも一つの勇気ですよ。

トヨタレンタカーで軽トラを借りる際の最終チェックリスト

  • 予約は「12時間プラン」以上で心の余裕を確保したか?
  • AT限定免許なら「AT車」が指定されているか?
  • 荷台シートとロープは、予約後に店舗へ電話確認したか?
  • ガソリン満タン返却のための近くのスタンドを調べてあるか?
予約時間、AT指定、シート・ロープの確保、重い荷物の積載位置など、出発前に確認すべき4つの重要ポイント。

トヨタレンタカーは店舗数が多く、サポート体制も充実しているため、初めて軽トラを運転する方にとっても非常に心強い存在です。万が一の故障や事故の際も、全国のネットワークがバックアップしてくれる安心感は、大手ならではの魅力ですよね。正確な料金や空車状況、最新のワンウェイ利用規定については、必ず公式ホームページでリアルタイムの情報を確認するようにしてください。

最後に、こうした一時的な運搬ではなく、もし「日常的に軽トラが必要になった」という場合は、レンタカーよりも月額定額で新車に乗れる「車のサブスク(カーリース)」の方が、トータルでの維持費や手間を抑えられるケースもあります。ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な「車の持ち方」を選んでみてくださいね。

引越しが終わった後の軽トラは、想像以上に泥や埃で汚れていることがあります。返却前に荷台を軽く掃き掃除しておくだけで、店舗スタッフさんの印象も良くなり、スムーズな手続きに繋がりますよ。

あなたの運搬ミッションが、安全かつスマートに完了することを心から応援しています!もし、より具体的な車種選びや他のレンタカー会社との比較について知りたいことがあれば、いつでも「車のサブスク調査隊」の「K」に聞いてくださいね。それでは、安全運転で行ってらっしゃい!

紅葉の中を走る軽トラックの後ろ姿。安全運転の呼びかけと、返却時の荷台掃除、困った時はお店に電話することを促すメッセージ。


「まさか、乗らない月も払ってる?」その880円、年間で1万円以上の損かもしれません。
楽天カーシェアは月額費が0円!ガソリン代・保険・補償費込み!使いたい時に、使った分だけご利用料金がかかります。さらに、楽天ETCカードなら通行料金100円で1ポイント貯まります。年会費がお得なのも見逃せません。

ライター紹介

K@車のサブスク調査隊

K@車のサブスク調査隊

「所有」から「利用」へ。車のサブスクは維持費も税金も全部コミで、面倒知らずのドライブライフ。最新車種から選べる贅沢を、あなたに。

TOP