タイムズカーシェア設置の収入は?土地活用で儲かるか実例で解説

こんにちは。車のサブスク調査隊、運営者の「K」です。

最近、街中のコインパーキングや月極駐車場の一角で、鮮やかな黄色の看板を掲げたタイムズのカーシェアステーションを見かける機会が急激に増えましたよね。実はあのカーステーション、すべてがタイムズ(パーク24グループ)の所有地というわけではなく、個人の土地オーナーさんが場所を提供して収益を得ているケースが非常に多いことをご存知でしょうか。もし今、あなたが「使っていない更地がある」「月極駐車場の空き区画が埋まらなくて困っている」「アパートを建てるほどの資金はないけれど、固定資産税分くらいは稼ぎたい」といったお悩みをお持ちなら、タイムズカーシェアの設置は非常に有力な解決策になるかもしれません。インターネットで検索すると「初期費用ゼロ」「手間いらず」といった魅力的な言葉が並びますが、実際のところ「本当に儲かるのか?」「変なトラブルに巻き込まれないか?」という不安も尽きないはずです。そこで今回は、数ある土地活用法の中でも今最も注目されているタイムズカーシェアについて、その収益構造の裏側から、契約前に知っておくべきリスクまで、徹底的にリサーチした結果を包み隠さずお伝えします。

記事のポイント
  1. タイムズカーシェアを設置した場合の具体的な収入計算ロジックと実例シミュレーション
  2. 月極駐車場やコインパーキング、アパート経営と比較した際の収益性とリスクの違い
  3. 「初期費用ゼロ」の範囲はどこまでか、舗装費用や電気代などの隠れたコスト負担区分
  4. 契約後に後悔しないための解約条件、トラブル対応、確定申告などの税務知識

タイムズカーシェアの設置で得られる収入と仕組み

カーシェアの固定賃料と月極駐車場の変動賃料を比較した図。雨天や空車時でも毎月一定額が安定して入金されるタイムズカーシェアの収益構造のイメージ。

土地活用を検討する上で最も重要な判断基準は、やはり「どれくらいの収入が得られるのか」という点に尽きますよね。タイムズカーシェアを導入することで、あなたの土地がどのように収益を生み出す資産へと変わるのか、そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。ここでは、表面的な利回りだけでなく、安定性や将来性も含めた「稼ぐ力」について解説します。

収入の目安と計算方法の実例

まず、タイムズカーシェアの収入モデルにおける最大の特徴は、原則として「一括借り上げ方式(サブリース)」を採用している点です。これはどういうことかと言うと、あなたの土地でカーシェアが「月に何回使われたか」「どれだけ売上が上がったか」といった稼働状況に関わらず、毎月契約で定められた「固定賃料」が必ず入ってくるということです。

一般的なコインパーキング経営(自主管理)の場合、雨の日や連休明けなどで利用者が少ない月は収入がガクンと落ち込むリスクがあります。しかし、タイムズカーシェアの場合は、極端な話、1ヶ月間誰にも利用されなかったとしても、オーナーであるあなたの手元には約束された賃料が振り込まれます。この「収益の変動リスク」を事業者が負ってくれる仕組みこそが、多くの土地オーナーに選ばれている最大の理由です。

では、気になる具体的な金額はいくらくらいなのでしょうか。もちろん、土地の立地条件(駅からの距離、周辺の人口密度、競合の有無)や地価によって大きく変動しますが、私が独自にリサーチしたデータに基づく一般的な目安は以下の通りです。

項目収入モデル例(1台あたり)年間収入シミュレーション備考・算出根拠
月額賃料単価30,000円 〜 35,000円360,000円 〜 420,000円都心部や需要の高い住宅地の目安
郊外・地方事例10,000円 〜 20,000円120,000円 〜 240,000円地価や月極相場が低いエリアの場合

例えば、あなたが所有する土地に普通車2台分のスペース(約9坪〜10坪)を確保できたと仮定しましょう。そのエリアが比較的需要のある住宅街で、1台あたり月額3万円の査定が出た場合、月収は6万円、年間で72万円の安定収入となります。もしこれが都心の一等地であれば、さらに高い賃料提示も期待できます。

算出のロジックとしては、事業者の担当者が現地調査を行い、「周辺の月極駐車場の相場」や「そのエリアでのカーシェア需要予測」をベースに個別に賃料を算出します。基本的には、近隣の月極相場と同等か、あるいはそれを少し上回る程度の金額が提示されるケースが多いようです。これは、事業者側としても「月極にするよりカーシェアにした方がお得ですよ」とオーナーを説得する必要があるため、競争力のある賃料設定を行う傾向があるからです。

ここがポイント!

この収入は「空室リスクゼロ」の金額であることに注目してください。月極駐車場を自分で経営する場合、借主が退去して次の契約者が決まるまでの数ヶ月間は収入がゼロになります。しかし、カーシェア契約期間中は、実質的に「常に満車状態で契約し続けている」のと同じ経済効果が得られるのです。

月極駐車場や他手法との収益比較

アパート経営、月極駐車場、タイムズカーシェアをリスクとリターンの観点から比較したグラフ。カーシェアが低リスクかつ安定的な中リターンに位置する様子を示す。

土地活用の選択肢はカーシェアだけではありません。「今まで通り月極駐車場として貸すか」「思い切ってアパートを建てるか」「コインパーキング業者に任せるか」…悩みますよね。それぞれの特徴と収益性を比較表で整理してみましょう。

活用手法初期費用収益性(リターン)リスク管理の手間特徴
タイムズカーシェア原則ゼロ (舗装費等は除く)中(安定的) (空車リスクなし)なし (完全お任せ)手間なく毎月定額が入る。 狭小地でもOK。
コインパーキング (一括借上)ゼロ中〜高なし精算機等の設置が必要。 ある程度の広さが必要。
月極駐車場 (自主管理)(舗装・区画線)(空車・滞納リスク)あり (契約・集金・草むしり)自分で全てやる分、満車なら 手取りは多いが手間がかかる。
アパート経営極大 (数千万〜数億円) (満室時) (空室・修繕・金利上昇)(管理会社委託でも判断要)節税効果は高いが、 事業としての難易度が高い。

タイムズだけで決めるのは数百万円の損かも?

土地の立地によっては、カーシェアよりも「コインパーキング」や「賃貸併用」の方が、年間で数十万円以上も収入が高くなるケースがあります。

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比較してみると、タイムズカーシェアは「ローリスク・ミドルリターン」のポジションにあることが分かります。アパート経営のような「ハイリスク・ハイリターン」を狙う投資ではありませんが、何千万円もの借金を背負う必要がなく、建築計画や入居者募集に頭を悩ませる必要もありません。

また、月極駐車場との比較でよくあるのが、「月極の方が高く貸せるのではないか?」という疑問です。確かに、満車状態がずっと続くなら、仲介手数料などを除けば自主管理の月極駐車場の方が手取りが多くなるケースもあります。しかし、昨今の「車離れ」により、月極駐車場を満車にし続けるのは容易ではありません。1台解約が出ると、次の契約者が決まるまで半年空くこともザラです。

そこで私がおすすめしたいのが、「ハイブリッド運用」です。例えば、10台分の月極駐車場を持っていて、常に2〜3台分が空いているとします。この「埋まらない区画」だけをタイムズカーシェアに転換するのです。そうすれば、既存の月極契約者からの収入は維持しつつ、デッドスペースだった空き区画から確実に賃料が入るようになり、土地全体の収益性が最大化されます。さらに、カーシェアステーションができることで「あそこは駐車場なんだ」という認知が広まり、結果的に月極の問い合わせが増えるという副次効果も期待できるんですよ。

初期費用ゼロで始めるための条件

砂利の空き地(Before)がアスファルト舗装されたタイムズカーシェアのステーション(After)に変わった様子。初期費用のオーナー負担が発生し得る舗装工事の必要性を示す。

「初期費用ゼロで始められる」という宣伝文句は非常に魅力的ですが、ビジネスの世界において「完全にタダ」という話には必ず条件があります。後から「こんな費用がかかるなんて聞いてない!」とならないよう、費用負担の境界線を明確にしておきましょう。

まず、タイムズ24(事業者)側が負担してくれる費用には以下のようなものがあります。

  • 車両関連費: 車両本体の購入費、登録諸費用、自動車税、保険料などは全て事業者持ちです。
  • 看板・設備費: 黄色いスタンド看板、車止めブロック、カーシェア入会案内のパンフレットラックなどの設置費用。
  • 機器導入費: 車両のドアを開閉するための通信モジュールや車載器のセットアップ費用。
  • ライン引き工事(一部): 既存のアスファルト上にカーシェア専用の区画線を引く費用。

これらを見る限り、カーシェア事業を始めるための直接的なコストはほぼ事業者が被ってくれることが分かります。しかし、ここで注意が必要なのがオーナーが負担すべき「土地の準備費用」です。

オーナー負担となる可能性があるケース

  • 舗装工事費用: タイムズカーシェアを設置するには、原則としてアスファルトまたはコンクリート舗装が必要です。もしあなたの土地が「砂利敷き」や「土のまま(更地)」である場合、簡易舗装を行う費用はオーナー負担となります。広さにもよりますが、数十万円単位の出費になる可能性があります。
  • 既存物の撤去費用: 土地の上に古い家屋、ブロック塀、物置、植栽などの障害物がある場合、それらを解体・撤去して更地にする費用はオーナー持ちです。
  • フェンス・外構工事: 隣地との境界を明確にするためのフェンス設置が必要な場合、協議によりオーナー負担となることがあります。

つまり、「すでに自宅の駐車場としてアスファルト舗装されている場所」を提供するなら、本当に初期費用ゼロ(持ち出しなし)でスタートできます。一方で、「空き家を壊してカーシェアにしたい」とか「砂利の駐車場を転用したい」という場合は、先行投資として数十万円〜数百万円の工事費が必要になることをシミュレーションに入れておく必要があります。ただ、事業者によっては長期契約を前提に舗装費用の一部を協力してくれるケースも稀にあるようなので、交渉の余地があるかは確認してみる価値があります。

狭小地や変形地でも設置は可能か

建物の横の小さなスペースや旗竿地のような狭小地に、カーシェア車両1台または2台が効率的に駐車されている様子。狭い土地の有効活用イメージ。

「うちは土地が狭いし、形もいびつだから無理だろう…」と諦めているオーナー様、ちょっと待ってください。実はタイムズカーシェアは、大規模な更地よりも、むしろ「使い道に困るような狭小地・変形地」の救世主になり得るんです。

なぜなら、カーシェアはコインパーキングとは違い、精算機やロック板(フラップ板)といった大掛かりな設備を設置する必要がないからです。極端な話、車1台が停められるスペースさえあればビジネスが成立します。

具体的な設置可能スペースの目安は以下の通りです。

設置に必要な最低寸法(目安)

  • 間口(幅): 約2.4m 〜 2.5m
  • 奥行き: 約5.0m 〜 6.0m
  • 面積: 約4.5坪(15㎡)程度

これは一般的な月極駐車場の1区画分とほぼ同じです。コインパーキングの場合、車室の他に精算機を置くスペースや、場内で車を切り返すための通路が必要になるため、ある程度まとまった広さ(最低でも20坪〜30坪以上)がないと効率が悪く、業者に断られるケースが多いです。しかし、カーシェアなら「道路に面した小さなスペース」や「建物の隙間のスペース」でも、車庫入れさえできれば設置可能です。

ただし、クリアしなければならない絶対条件もあります。それは「前面道路の状況」です。 いくら敷地内にスペースがあっても、前面道路が極端に狭くて(例えば幅員4m未満など)車の出し入れが困難な場所や、交通量が多すぎてバックでの入庫が危険な場所などは、安全管理の観点から設置を断られる可能性が高いです。また、カーシェアは24時間365日利用されるサービスなので、夜間の入出庫が近隣の迷惑になるような立地も敬遠されます。このあたりの判断は、素人では難しいので、まずはタイムズの担当者に現地を見てもらい、「ここならどんな車種が置けるか(軽自動車限定ならいけるか等)」を相談するのが一番の近道です。

電気代や維持費の負担区分

カーシェアステーションの照明(看板)とEV充電器のコストを事業者が負担し、土地オーナーが安定した固定賃料を受け取っている様子。ランニングコストの負担区分を示す。

土地活用を始めた後にジワジワと効いてくるのが、毎月のランニングコストです。特に昨今は電気代が高騰していますから、誰が経費を負担するのかは非常に重要な問題です。タイムズカーシェアの場合、この点においてもオーナー有利な条件が整っています。

経費項目負担者詳細内容
電気代事業者 (タイムズ)場内照明(LED看板等)、車両の待機電力、通信機器の電気代。 ※オーナー宅の電源から引く場合は、電気代相当額が賃料に上乗せされる等の調整あり。
水道代事業者基本的に不要だが、清掃用などで使用する場合は事業者負担。
清掃・管理費事業者定期巡回スタッフの人件費、委託費。ゴミ拾いや洗車費用。
車両維持費事業者ガソリン代、車検費用、メンテナンス費用、タイヤ交換代など。
固定資産税オーナー土地の所有者として納税義務があります。
町内会費要確認地域の慣習によりますが、オーナー負担となるケースが多いです。

特筆すべきメリットは、やはり「電気代が事業者負担」である点です。カーシェアの車両は、予約が入っていない待機中も通信モジュールを稼働させたり、バッテリー上がりを防ぐために微弱な電気を消費したりしています。また、夜間はステーションの看板照明が点灯します。これらの電気代をオーナーが支払う必要はありません。

さらに、将来的な視点で見逃せないのが「EV(電気自動車)カーシェア」の可能性です。今後、ガソリン車からEVへの切り替えが進むと、ステーションに充電設備の設置が必要になります。もし自分で駐車場を経営していれば、充電設備の工事費も、充電にかかる高額な電気代もすべて自己負担になります。しかし、タイムズカーシェアの契約であれば、これらも事業者が負担してくれる可能性が高い(または充電コスト込みの賃料設定になる)ため、エネルギーコストの変動リスクをヘッジできるという隠れたメリットがあるのです。

タイムズカーシェア設置の収入以外のリスクと対策

ここまでは収入やコストメリットといった「光」の部分に焦点を当ててきましたが、物事には必ず「影」の部分もあります。契約書にハンコを押してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、運用上のリスクやデメリット、そしてトラブル発生時の対応策について、少しシビアな視点で解説していきます。

契約前に知るべきデメリットと違約金

土地活用において最も重要なのは、「始めること」よりも「辞め方(出口戦略)」を理解しておくことです。タイムズカーシェアの契約期間は、一般的に「2年契約(その後1年ごとの自動更新)」などの形態をとることが多いです。では、契約期間中に土地を売りたくなったり、自分で使いたくなったりした場合はどうなるのでしょうか。

基本的には、契約期間中であっても中途解約は可能です。ただし、それには厳しいルールがあります。多くの契約では、「解約希望日の3ヶ月前までに書面で通知すること」が義務付けられています。「来月から息子が車を買うから、来週までに撤去してほしい」といった急な要望は通りません。これは、事業者が会員に向けて「このステーションは〇月〇日で閉鎖します」と告知したり、近隣に代替となる駐車場を探したりするための猶予期間が必要だからです。

違約金が発生する「短期解約」リスク

最も注意すべきは、契約開始から短期間での解約です。事業者は、オープンにあたって看板設置やライン引き、営業活動などに安くないコストを投じています。もしオーナーが「やっぱり辞める」と半年や1年で解約を申し出た場合、事業者は投下資本を回収できません。 そのため、契約書には「初回契約期間(例えば2年)内での解約には、残存期間の賃料相当額や工事費の実費を違約金として請求する」といった条項が盛り込まれていることが一般的です。これから土地の売却や相続の予定がある方は、契約年数と違約金規定(ペナルティ)を必ず確認し、安易な短期契約は避けるべきです。

ゴミ放置や騒音などのトラブル事例

カーシェアは「無人店舗」であるがゆえに、利用者のモラルに依存する部分が大きく、トラブルがゼロとは言い切れません。代表的なトラブル事例としては以下のようなものがあります。

  • ゴミの放置: 利用者が食べたお弁当の空き箱やペットボトルを、車内や駐車場内に捨てていく。
  • 騒音問題: 深夜や早朝に利用者が大声で話したり、ドアを乱暴に閉めたりする音が近隣住民の迷惑になる。
  • アイドリング: 冬場などに暖気運転のために長時間エンジンをかけっぱなしにする。
  • 不正駐車: カーシェアの空きスペースに、利用者が乗ってきた自転車やバイク、あるいは無関係な第三者の車が無断で駐車される。

これらの話を聞くと「近所からクレームが来て、私が謝りに行かなきゃいけないの?」と不安になるかもしれません。しかし、安心してください。ここが自主管理との大きな違いです。タイムズカーシェアの場合、これらのトラブル対応は基本的にすべて事業者が行います。

看板には「緊急連絡先」としてタイムズのコンタクトセンターの番号が記載されており、近隣からのクレームはそこに集約されます。もし現場での対応が必要な場合も、タイムズのスタッフや警備会社が急行します。オーナーとしての正しい対処法は、もしゴミなどが気になったとしても、自分で片付けたり利用者に直接注意したりせず、すぐにタイムズのサポートセンターに「報告」することです。プロに任せることで、利用者との直接的なトラブルを回避でき、オーナー自身の精神的な負担を最小限に抑えることができます。

固定資産税や確定申告の注意点

「収入が入る」ということは、当然「税金」の問題が発生します。ここを見落とすと、手元に残るお金が想定より少なくなってしまう可能性があります。

1. 固定資産税の評価が変わるリスク

もしあなたが、現在「空き家」が建っている土地の建物を解体して、カーシェア駐車場にしようと考えているなら要注意です。住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用されており、固定資産税が本来の価格の1/6、都市計画税が1/3に減額されています。 しかし、建物を壊して駐車場(更地・雑種地)にすると、この特例が解除されます。その結果、固定資産税が最大で6倍に跳ね上がる可能性があります。カーシェアの賃料収入でその増税分をカバーできるのか、事前に厳密なシミュレーションが必要です。

2. 確定申告の必要性

サラリーマンなどの給与所得者であっても、カーシェアによる「所得(収入から経費を引いた利益)」が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。この場合の所得は、一般的に「不動産所得」または「雑所得」として扱われます。 経費として計上できるのは、その土地にかかる固定資産税や、もし舗装工事を自分で行った場合の減価償却費などです。「何もしていないのに20万円以上儲かってしまった」場合は、忘れずに申告しないと脱税になってしまいますので気をつけましょう。

※確定申告の要件についての詳細は、国税庁のWebサイト等で最新情報を確認してください。 (出典:国税庁『No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人』

設置を断られる土地の基準と特徴

タイムズカーシェアは全国で拡大中ですが、どんな土地でも契約してくれるわけではありません。私の調査や口コミによると、以下のようなケースでは設置不可(お断り)となることが多いようです。

  • 需要が見込めないエリア: 人口が少ない地方の過疎地域や、周囲に住宅もオフィスもない場所。カーシェアは「近隣住民がマイカー代わりに使う」ニーズが主軸なので、会員が見込めない場所では事業が成り立ちません。
  • カニバリゼーション(共食い): あなたの土地のすぐ隣や向かいに、すでにタイムズのステーションがあり、稼働率に余裕がある場合。これ以上台数を増やしても収益が増えないと判断されれば断られます。逆に、既存ステーションがパンク状態なら、すぐ近くでも喜んで増車されます(ドミナンス戦略)。
  • 物理的な制約: 前述した通り、前面道路が狭すぎる、機械式駐車場で24時間の出し入れに対応していない、高さ制限で車両が入らないといった場合。
  • 電波環境が悪い: カーシェアの車両システムは、携帯電話回線(4G/LTEなど)を使ってドアロックの開閉や利用データの送信を行っています。そのため、地下深くや電波の届かない山間部など、通信が安定しない場所は技術的にNGとなります。

申し込みからオープンまでの流れ

最後に、実際に導入を決意してからサービスが開始されるまでの標準的なフローをご紹介します。非常にシステム化されており、オーナーの手間はほとんどありません。

  1. Webまたは電話で問い合わせ: タイムズ24の公式サイトなどから、土地の住所や広さ、現在の状況(更地、駐車場など)を伝えます。
  2. 机上審査・現地調査: 担当者が地図データや現地を見て、設置の可否やレイアウト、周辺の市場調査を行います。早ければ数日〜1週間程度で連絡が来ます。
  3. 提案・条件提示: 「月額賃料〇〇円」「契約期間2年」といった具体的な条件が提示されます。この段階で、舗装費用の負担区分や解約条件もしっかり確認しましょう。賃料に納得がいかない場合は、近隣相場を根拠に交渉してみるのも一つの手です。
  4. 契約締結: 内容に合意できれば、契約書に署名・捺印します。
  5. 開設準備工事: 看板の設置、車止めの取り付け、ライン引きなどの工事が行われます。並行して車両の手配や通信機器の設定も進められます。この期間、オーナーが立ち会う必要は原則ありません。
  6. サービス開始(オープン): Webサイトやアプリにステーション情報が公開され、会員からの予約受付がスタートします。ここから賃料が発生します。

問い合わせからオープンまでは、スムーズにいけば最短で1ヶ月程度。アパート建築などに比べると圧倒的なスピード感で収益化できるのも大きな魅力と言えるでしょう。

タイムズカーシェア設置と収入のまとめ

今回は「タイムズカーシェア 設置 収入」というテーマで、土地活用のリアルな実態を深掘りしてきました。長くなりましたが、重要なポイントを改めて整理します。

記事の要点まとめ

  • 収入は「サブリース(一括借り上げ)」なので、稼働率に関わらず毎月安定した賃料が入る。
  • 収益性は「ローリスク・ミドルリターン」。アパート経営のような高収益は望めないが、借金リスクや空室リスクがないのが強み。
  • 初期費用は基本的に事業者持ちだが、未舗装の土地(更地)の場合は舗装費用がオーナー負担になる点に注意。
  • ランニングコスト(電気代、清掃費)は事業者が負担してくれるため、オーナーの実質負担は固定資産税のみ。
  • 解約には「3ヶ月前の予告」が必要。短期解約は違約金のリスクがあるため、数年単位での運用が前提。

結論として、タイムズカーシェアは「土地を遊ばせておくのはもったいないが、大きなリスクを背負ってまで投資はしたくない」「手間をかけずに、税金分プラスアルファの安定収入を得たい」というオーナー様にとって、非常に合理的でバランスの取れた選択肢です。特に、狭小地や変形地を持て余している方にとっては、まさに渡りに船のサービスと言えるでしょう。

もちろん、全ての土地で高額な賃料が出るわけではありませんが、まずは「自分の土地ならいくらになるのか?」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。査定だけなら無料ですので、まずは気軽な気持ちで問い合わせてみることをおすすめします。

※本記事に含まれる収益シミュレーションや契約条件は、一般的な事例に基づく目安であり、全ての契約において保証されるものではありません。実際の賃料や契約内容は、土地の形状・立地・エリアの需給バランスによって異なります。最終的な契約判断にあたっては、必ずタイムズ24株式会社等の事業者から提示される契約書や重要事項説明書を十分にご確認いただき、ご自身の責任においてご判断ください。

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