- 2025年10月15日
キント ヴォクシーの料金は?納期や評判、総額まで解説

トヨタの人気ミニバン、ヴォクシーに月々定額で乗れるサービス「キント(KINTO)」が注目されています。先進的なデザインと広い室内空間でファミリー層から絶大な支持を得るヴォクシー新型を検討している方にとって、頭金なしで新車に乗り始められるキント ヴォクシーは非常に魅力的な選択肢です。しかし、実際の値段や納期、人気のモデリスタ仕様の取り扱いはどうなっているのでしょうか。また、維持費に直結するハイブリッドとガソリン車の違いや中古車の有無、他のカーリースとの安い料金比較、さらには兄弟車であるノアとヴォクシーで迷う方も多いでしょう。この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問を、専門的な視点から徹底的に解説し、最適な一台を見つけるためのお手伝いをします。
- キント ヴォクシーの具体的な料金プランと支払総額
- S-GとS-Zグレードの違いや最適なオプションの選び方
- 最新の納期情報と、他のカーリースサービスとの料金比較
- メリットだけでなく、契約前に知っておくべきデメリットや注意点

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キント ヴォクシーの料金プランと特徴

- ヴォクシー新型のグレードと選び方
- プランごとの値段と支払い方法
- リースを安くする料金プランの選択肢
- ハイブリッド車とガソリン車の違い
- 最新の納期はどれくらいかかる?
- 人気のモデリスタ仕様も選択可能
ヴォクシー新型のグレードと選び方

キントで選択できるヴォクシーのグレードは、基本的に「S-G」と「S-Z」の2種類です。しかし、内外装の質感や快適装備に違いが設けられており、どちらを選ぶかによってカーライフの満足度が大きく変わる可能性があります。
あなたのライフスタイルや車の使い方、そして「どのようなカーライフを送りたいか」という価値観に合わせて、最適なグレードを選択することが重要です。
S-GとS-Zの主な違い
最も大きな違いは、エクステリアの見た目の豪華さや、日々の使い勝手を向上させる快適装備の充実度です。上級グレードである「S-Z」は、内外装の随所にメッキ加飾や上質な素材が用いられており、所有する喜びを満たしてくれる一台と言えるでしょう。
具体的な装備の違いを以下の表に詳しくまとめました。
| 装備 | S-G(ベーシックグレード) | S-Z(上級グレード) |
|---|---|---|
| タイヤ&ホイール | 16インチアルミホイール | 17インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装) |
| スライドドア | 助手席側のみパワースライドドア | 両側パワースライドドア |
| シート表皮 | 上級ファブリック(消臭・撥水撥油機能付) | 合成皮革+ファブリック |
| 快適温熱シート(運転席・助手席) | 快適利便パッケージで追加可能 | 標準装備 |
| エアコン | フロントオートエアコン+リヤクーラー | 左右独立温度コントロールフロントオートエアコン+リヤオートエアコン |
| インサイドドアハンドル | ブラック | シルバー塗装 |
「S-G」でも十分な装備が整っていますが、雨の日の買い物や、お子様を抱っこしたままでの乗り降りが多いご家庭なら、両側パワースライドドアが標準装備の「S-Z」が圧倒的に便利です。月額の差額は約3,000円程度なので、日々のストレスが軽減されることを考えると、「S-Z」は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えますね。
2WDと4WDの選び方
キントのヴォクシーでは、各グレードで前輪駆動の「2WD」と四輪駆動の「4WD」を選択できます。この選択は、お住まいの地域や車の利用シーンに大きく左右されます。
4WDの最大のメリットは、雪道や凍結路といった滑りやすい路面での優れた走行安定性です。また、急な坂道での発進もスムーズに行えるため、山間部にお住まいの方にも安心感をもたらします。一方で、デメリットとしては、車両重量が増えるため燃費が2WDに比べて若干悪化することや、車両価格が上がるためキントの月額料金が約2,000円高くなる点が挙げられます。
4WDがおすすめな人
- 北海道・東北地方などの降雪地域にお住まいの人
- スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツで雪山によく行く人
- 自宅周辺に急な坂道が多い人
上記に当てはまらないほとんどの都市部にお住まいの方であれば、燃費性能に優れ、経済的な2WDで十分快適なドライブを楽しめるでしょう。
プランごとの値段と支払い方法
キントには、お客様のライフプランや資金計画に合わせて選べる「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」という、特徴の異なる2つの契約プランが用意されています。
キントの大きな魅力は、月額料金に車両代金はもちろん、契約期間中の自動車税、重量税、自賠責保険料、さらには車検費用や定期メンテナンス、故障時の修理費用、そして対人・対物無制限の自動車保険(任意保険)まで、車にかかるほぼ全ての費用が含まれている点です。これにより、急な出費を心配することなく、毎月定額で安心してカーライフを送ることができます。
| 項目 | 初期費用フリープラン | 解約金フリープラン |
|---|---|---|
| コンセプト | 初期費用0円で気軽にスタート | いつでも解約金0円の自由な乗り方 |
| 申込金 | 0円 | 月額5ヶ月分相当など |
| 契約期間 | 3年・5年・7年から選択 | 3年(再契約で延長可) |
| 中途解約金 | 規定の解約金が発生 | 0円 |
| ボーナス払い | 利用可能 | 利用不可 |
| こんな人におすすめ | まとまった出費を避けたい方 長期間乗り続ける予定の方 | 転勤や結婚などライフプランの変化が予想される方 常に最新の車に乗り換えたい方 |
初期費用フリープラン
その名の通り、契約時の申込金が一切かからないため、貯金を崩すことなく気軽に新車生活を始められるプランです。
解約金フリープラン
契約時に所定の申込金(月額料金の5ヶ月分相当など)を支払うことで、契約期間中いつでもペナルティなしで解約できる、非常に自由度の高いプランです。例えば、「子供が独立したので、ミニバンからコンパクトカーに乗り換えたい」といったニーズにも柔軟に対応できます。
参考として、ヴォクシー S-G GAS 2.0L 2WD(7人)の場合の料金イメージを以下に示します。
料金シミュレーション例
車種:ヴォクシー S-G GAS 2.0L 2WD (7人乗り)
- 初期費用フリープラン (7年契約)
- 申込金:0円
- 月額利用料(ボーナス払いなし):54,120円〜
- 中途解約金:契約経過月数に応じて発生
- 解約金フリープラン (3年契約)
- 申込金:301,730円〜
- 月額利用料:53,460円〜
- 中途解約金:0円
※上記は最安値グレード・パッケージ、追加オプションなしの場合の金額(税込)です。
リースを安くする料金プランの選択肢
「ヴォクシーに乗りたいけれど、月々の支払いは少しでも抑えたい」と考えるのは当然のことです。キントでは、いくつかのポイントを押さえることで、月額料金を賢く節約することが可能です。主な方法は「契約年数を長くする」ことと「ボーナス払いを活用する」ことです。
契約年数を長く設定する
キントの「初期費用フリープラン」では、契約期間を3年、5年、7年から選択できますが、契約期間を長く設定すればするほど、月々の利用料は安くなります。これは、車両の本体価格をより長い期間で分割して支払う(償却する)ため、1ヶ月あたりの負担額が軽減されるという仕組みです。
例えば、人気グレードのS-Z(ガソリン・2WD)で契約期間による月額料金の違いを比較してみましょう。
- 3年契約:68,750円/月
- 5年契約:56,980円/月
- 7年契約:51,590円/月
※ボーナス払いなし、追加オプションなしの場合
このように、7年契約と3年契約を比較すると、月々の支払いが17,000円以上も安くなることがわかります。転勤などの予定がなく、同じ車に長く乗り続けることが決まっている方には、長期契約が断然おすすめです。
ボーナス払いを活用する
「初期費用フリープラン」限定の選択肢として、ボーナス払いを併用することで、毎月の支払額を劇的に下げることができます。これは、年2回(1月・7月)のボーナス月にまとまった金額を加算して支払う代わりに、普段の月額料金を抑える支払い方法です。
例えば、S-Gグレード(ガソリン・2WD)の7年契約の場合、ボーナス払いの有無で月額は以下のように大きく変わります。
- ボーナス払いなし:月額 54,120円
- ボーナス払い16.5万円:月額 26,620円
注意点:支払総額は割高に
ボーナス払いを併用すると月々の負担は軽くなりますが、金利の計算方式上、支払総額はボーナス払いなしの場合と比べて若干割高になります。月々のキャッシュフローを優先するか、総支払額を抑えるかを天秤にかけ、ご自身の家計状況に合ったプランを慎重に検討しましょう。
他のカーリースサービス、例えばリースナブルではヴォクシーS-Gグレードが月々18,000円からと非常に安価なプランも存在します。しかし、これは5年契約でボーナス払いを併用した場合の価格であり、キントと違って任意保険は別途自身で加入する必要があります。特に、保険等級が低く保険料が高額になりがちな若い方や、初めて車を持つ方は、任意保険までコミコミのキントの総額と比較検討することが極めて重要です。
ハイブリッド車とガソリン車の違い

ヴォクシーには、環境性能と経済性に優れた「ハイブリッド車(HEV)」と、力強い走りと比較的手頃な価格が魅力の「ガソリン車(GAS)」がラインナップされています。キントでも両方のパワートレインを選択可能で、この選択はランニングコストとドライビングフィールに大きく影響します。
ハイブリッド車の最大のメリットは、やはりその圧倒的な燃費性能の高さです。燃料費の国際的な測定基準であるWLTCモードのカタログ燃費を比較すると、その差は一目瞭然です。(出典:国土交通省 自動車燃費一覧)
- ハイブリッド車 (1.8L / 2WD):23.0km/L
- ガソリン車 (2.0L / 2WD):15.0km/L
この燃費性能の違いが、日々のガソリン代という形で直接的に家計に影響します。一方で、ハイブリッド車はモーターやバッテリーといった高価な部品を搭載しているため車両価格が高く、結果としてキントの月額料金もガソリン車より高めに設定されています。
月額料金の差はガソリン代で元が取れる?
選択の大きな判断基準は、月額料金の差額(S-Gグレード2WDで約4,400円)を、ガソリン代の節約分で回収できるかどうかです。
- 年間走行距離が1万km以下の人 → ガソリン車がおすすめ
- 年間走行距離が1万km以上の人 → ハイブリッド車がおすすめ
日常の買い物や子供の送迎がメインの方はガソリン車、通勤や週末の長距離ドライブが多い方はハイブリッド車を選ぶと、トータルコストを抑えられる可能性が高いでしょう。
静粛性と走り心地の違いもチェック
ハイブリッド車のもう一つの魅力は、その静かで滑らかな走り心地です。モーターだけで走行するEVドライブモードでの発進時や低速走行時は、まるで高級車のような静けさを実現します。一方、2.0Lエンジンを搭載するガソリン車は、アクセルを踏み込んだ際のダイレクトな加速感や、エンジンならではの力強さを感じたい方に向いています。
最新の納期はどれくらいかかる?
新車を購入する上で、最も気になる要素の一つが「納期」です。特に近年は世界的な半導体不足やサプライチェーンの混乱により、車種によっては1年以上の納車待ちが発生するケースも珍しくありません。キントでは、公式サイト上で常に最新の納期目処を公開しており、契約前に realistic なスケジュールを把握することができます。
2025年10月時点でのヴォクシーの納期目処は以下の通りです。
- ガソリン車:1.5ヶ月~3ヶ月程度
- ハイブリッド車:4ヶ月~5ヶ月程度
やはり、高度な電子部品を多数使用するハイブリッド車の方が、ガソリン車に比べて納期が長くなる傾向が見られます。卒業や就職、転勤など、特定の時期までに車が必要な方は、納期が比較的短いガソリン車を選択する方が計画を立てやすいでしょう。
納期に関する重要な注意点
公式サイトに記載されている納期はあくまで「目処」であり、今後の生産状況の変化や、選択するメーカーオプションなどによって遅れる可能性がある点は十分に理解しておく必要があります。
「数ヶ月も待てない!すぐにでも車が欲しい!」という切実なニーズをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そうした方には、後ほど詳しく解説する「KINTO ONE(中古車)」という選択肢が非常に有効です。中古車であれば、契約から最短1ヶ月程度で納車されるケースも多く、新車よりも大幅に早くカーライフをスタートできますよ。
人気のモデリスタ仕様も選択可能
「せっかく新車に乗るなら、他の人とは違う個性的な一台に乗りたい」というカスタマイズ志向の方に向けて、キントではモデリスタ仕様のヴォクシーも選択肢として用意しています。モデリスタは、トヨタの公式カスタマイズブランドであり、メーカー直系ならではの高い品質と洗練されたデザインが魅力です。
ヴォクシーのモデリスタ仕様は、専用のエアロパーツを装着することで、ノーマルモデルとは一線を画す、低重心で迫力のあるスタイリングを実現しています。
主なカスタマイズパーツ
- SIGNATURE IR/F STYLE フロントスポイラー
- サイドスカート
- リヤスカート
これらのエアロパーツには、随所にメッキ加飾が効果的に配置されており、ノーマルモデルのクールな印象に、さらなる上質さと存在感を与えます。(参照:MODELLISTA公式サイト)
モデリスタ仕様の料金と納期
キントでは、ベースモデルの月額料金にわずかな追加料金(プラス3,300円〜)で、この魅力的なモデリスタ仕様にアップグレードすることが可能です。後からディーラーやカー用品店で同等のエアロパーツを取り付けると、部品代と工賃で数十万円の費用がかかることを考えれば、非常にリーズナブルな設定と言えるでしょう。
ただし、専用パーツの装着が必要なため、納期はノーマルモデルよりも若干長くなる傾向があります。
- ガソリン車:2ヶ月~4ヶ月程度
- ハイブリッド車:4ヶ月~6ヶ月程度
キントでモデリスタを選ぶメリット
キントのパッケージでモデリスタ仕様を選ぶ最大のメリットは、カスタマイズ費用も月額料金に含められる点です。高額なエアロパーツ代をローンに組み込む必要がなく、月々定額の支払いでスタイリッシュな一台に乗ることができます。もちろん、パーツも車両本体と同様にメーカー保証の対象となるため安心です。
キント ヴォクシーの多様な選択肢と比較
- 兄弟車ノアとヴォクシーの比較
- 中古車の取り扱いとメリット
- 中途解約や事故時の対応について
- 個人事業主は経費にできる?
- まとめ:自分に合うキント ヴォクシーを選ぼう
兄弟車ノアとヴォクシーの比較
トヨタのミドルサイズミニバン選びにおいて、永遠のテーマとも言えるのが「ヴォクシー」と兄弟車「ノア」のどちらを選ぶべきかという問題です。この2台は、プラットフォームやエンジン、室内空間の広さといった基本性能の多くを共有しているため、選択の決め手は主にエクステリアデザインの好みや、それぞれのモデルが持つ世界観への共感度になります。
デザインコンセプトとターゲット層の違い
両車の最も明確な違いは、フロントマスクを中心としたエクステリアデザインの方向性です。
- ヴォクシー:コンセプトは「先鋭・独創的」。シャープに切れ上がったヘッドランプと、ラージサイズのグリルが一体となったデザインは、力強くクールな印象を与えます。主なターゲットは、個性を重視する若いファミリー層や、スタイリッシュさを求めるユーザーです。
- ノア:コンセプトは「堂々・モダン」。水平基調のグリルやメッキパーツを効果的に使い、上質で落ち着いた雰囲気を演出しています。より幅広い層に受け入れられやすい、王道のファミリーミニバンといった佇まいです。
アグレッシブでスポーティーなスタイルが好みならヴォクシー、上品で飽きのこないスタイルが好みならノア、という選び方が一般的です。
静粛性向上パッケージなどの共通オプション
デザイン以外の部分は非常に似通っており、例えば後付け可能なメーカー純正オプション「静粛性向上パッケージ」は、ノアとヴォクシーの両モデルに対応しています。
このパッケージは、トヨタの音響解析技術を駆使して特定された、騒音の侵入経路となるリアのタイヤハウス周りを中心に独自の防音材を追加配置するものです。価格は49,500円(税込・工賃込)で、長距離ドライブでの家族の会話をより楽しみたい方におすすめのオプションです。
現時点のキントのラインナップではヴォクシーのみの取り扱いとなっています。もしノアのデザインが非常に気に入っている場合は、他のカーリースサービスを検討するのも一つの手です。ただし、繰り返しになりますが、キントは任意保険が含まれているという他社にはない大きな強みがあるため、表面的な月額料金だけでなく、トータルコストで総合的に判断することが後悔しないための重要なポイントです。
中古車の取り扱いとメリット

「新車の納期が待てない」「月々の費用を少しでも抑えたいけれど、個人売買や中古車販売店は少し不安」そんなニーズに応えるため、キントでは「KINTO ONE(中古車)」というサービスも提供しています。
このサービスは、トヨタ正規販売店でメンテナンスされてきた高品質な中古車を、新車プランと同様に税金や保険料込みの月々定額で利用できる画期的なものです。
KINTO ONE(中古車)の2大メリット
KINTO ONE(中古車)には、新車プランにはない特有の大きなメリットが2つあります。
- 圧倒的な納期の早さ:中古車は既に存在する車両のため、契約から納車までの期間が新車に比べて劇的に短いのが最大の特徴です。申し込みから最短1ヶ月程度で納車される場合もあり、「急な転勤で車が必要になった」といった緊急のニーズにも対応可能です。
- リーズナブルな月額料金:新車よりも車両本体価格が安い分、月々のリース料金も割安に設定されています。
トヨタ認定中古車ならではの安心感
KINTO ONE(中古車)で提供される車両は、トヨタのプロの目で厳しくチェックされた高品質な車両のみです。新車プランと同様に、月額料金には税金、保険、定期メンテナンス費用、さらには故障時の修理費用まで全て含まれています。中古車にありがちな「購入後の予期せぬ出費」の心配がなく、安心して中古車カーライフをスタートできるのは大きな魅力です。
中古車プランのデメリットと注意点
多くのメリットがある一方で、中古車ならではの注意点も存在します。
- 選択肢の限定性:在庫車両の中から選ぶため、新車のようにグレード、ボディカラー、オプションなどを自由に組み合わせることはできません。希望の仕様に出会えるかはタイミング次第です。
- 車両コンディション:当然ながら、年式や走行距離は車両ごとに異なります。内外装の状態なども含め、契約前に公式サイトの車両詳細ページでしっかりと確認することが重要です。
注意点:在庫は早い者勝ち!
中古車の在庫は常に変動しており、条件の良い人気の車両はサイトに掲載されるとすぐに契約済みになってしまう可能性があります。希望の条件に近い車両を見つけたら、迷わず早めに審査申し込みを進めることをおすすめします。
中途解約や事故時の対応について
カーリースを検討する上で多くの方が不安に感じるのが、「契約期間中に起こりうる不測の事態」への対応です。キントでは、中途解約や事故、車両の損傷といった様々なケースに対して明確なルールと手厚いサポート体制が整えられており、安心して長期間の契約を結ぶことができます。
ライフプランの変更に伴う中途解約
契約プランによって中途解約のルールが大きく異なります。
- 初期費用フリープラン:契約期間の途中でも解約は可能ですが、規定の中途解約金が必要です。
- 解約金フリープラン:前述の通り、このプランの最大のメリットはいつでも中途解約金が0円であることです。海外転勤や家族構成の変化といった、予測不能なライフプランの変更にも柔軟に対応できます。
万が一の事故への対応
キントの月額料金には、対人・対物無制限、人身傷害5,000万円まで補償される充実した自動車保険(任意保険)が含まれています。そのため、万が一事故を起こしてしまっても、基本的な補償はカバーされるので安心です。
- 修理可能な事故:自損事故や単独事故で車両の修理が必要になった場合でも、月額料金に含まれる車両保険を利用して修理が可能です。その際の自己負担額(免責金額)は、1事故あたり最大でも50,000円と定められています。
- 全損事故・盗難:修理が不可能なほどの大きな損傷を受けた全損事故や、盗難に遭ってしまった場合、契約はそこで中途解約となりますが、リース規定損害金は保険でカバーされるため、お客様の金銭的負担や中途解約金は一切発生しません。
うっかり付けてしまった傷への対応
契約満了時に車両を返却する際、通常の使用範囲を超える大きな傷や凹みがある場合は、原状回復費用として修理費用などを請求される可能性があります。
「通常使用の範囲」とは?
キントでは、通常の使用で想定される軽微な損耗の範囲を明確に定義しています。具体的には、「1cm程度のキズや凹み」「すでに修理済みのキズ・凹み」などは基本的に請求の対象外とされています。駐車時に軽く擦ってしまった程度の小さな傷を過度に心配する必要はありません。
このように、キントは万が一のトラブルに対する補償が非常に手厚いのが大きな特徴です。特に、任意保険の等級が低く保険料が高額になりがちな20代の若い方や、久しぶりに運転するペーパードライバーの方にとっては、この包括的な保険サービスが大きな安心材料となり、金銭的なメリットも非常に大きいと言えるでしょう。
個人事業主は経費にできる?
個人事業主や法人経営者にとって、事業で使用する車両にかかる費用を経費として計上できるかは、節税の観点から非常に重要なポイントです。結論から言うと、キントの月額利用料は、事業で利用した分を経費として計上することが可能です。
現金やローンで車両を購入した場合、車両は「固定資産」となり、耐用年数に応じて毎年「減価償却」という複雑な会計処理を行って費用化する必要があります。しかし、カーリースであるキントの場合、月々の支払いは「リース料」という経費として扱われるため、経理の手間を大幅に簡素化できるという大きなメリットがあります。
キントを事業利用するメリット
- 経理の簡素化:月額料金を「リース料」として仕訳するだけで済み、減価償却などの複雑な計算が不要。
- 資金計画の安定化:税金や車検、メンテナンス費用も月額料金に含まれるため、毎月のコストが完全に固定化され、キャッシュフローの管理が容易になる。
- 全額経費計上:月額料金には車両代だけでなく、税金や保険料といった諸費用も含まれており、これらをまとめて経費にできる(事業利用分のみ)。
プライベート利用分は「家事按分」が必要
注意すべき点は、車を仕事だけでなくプライベート(家事用)でも使用する場合、月額料金の全額を経費として計上することはできないという点です。その場合は、仕事で使った割合(事業専用割合)を合理的な基準で算出し、その分だけを経費とする「家事按分(かじあんぶん)」という処理が必要になります。
例えば、平日の5日間を事業利用、土日の2日間をプライベート利用としている場合、「5/7」を事業割合とする日数基準や、走行距離記録をもとに算出する距離基準などがあります。どの程度の割合が適切かについては、判断が難しい場合もあるため、税理士や管轄の税務署に相談することをおすすめします。(参照:国税庁 No.2210 やさしい必要経費の知識)
まとめ:自分に合うキント ヴォクシーを選ぼう
この記事では、キントでヴォクシーを契約する際のあらゆる側面を詳細に解説してきました。最後に、重要なポイントをリスト形式でまとめます。これらの情報を基に、あなたのライフスタイルや価値観に最も合った一台を見つけてください。
- キントはトヨタが公式に提供する車のサブスクリプションサービス
- ヴォクシーのグレードは標準的な「S-G」と上級の「S-Z」の2種類から選択可能
- 月額料金には税金・任意保険・メンテナンス代など維持費のほぼ全てが含まれる
- 契約プランは初期費用0円の「初期費用フリープラン」と中途解約金0円の「解約金フリープラン」がある
- 契約期間を長くしたりボーナス払いを活用することで月々の支払額を抑えられる
- 年間走行距離が1万kmを超えるなら燃費の良いハイブリッド車が経済的でおすすめ
- 最新の納期は公式サイトで確認でき、ガソリン車が約1.5ヶ月から、ハイブリッド車が約4ヶ月からが目安
- わずかな追加料金で、迫力あるスタイリングのモデリスタ仕様も選択可能
- デザインの好みは分かれるが、基本性能や室内空間は兄弟車のノアとほぼ同じ
- 納期が早く料金も割安なKINTO ONE(中古車)という選択肢もある
- 事故時の自己負担は最大5万円で、全損・盗難時はお客様負担ゼロという手厚い補償
- ライフスタイルの変化に対応できる、柔軟な中途解約制度が用意されている
- 個人事業主は月額料金を経費として計上でき、経理の簡素化にも繋がる
- ただし、プライベートと兼用する場合は家事按分という会計処理が必要
- 表面的な安さだけでなく、保険やメンテナンスを含めた総コストで判断することが後悔しないための鍵

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